1/12 マシンビジョンライティングメモ

1.視覚機能とマシンビジョンとライティング

機械のための照明:資格認識に必要な情報を抽出するための手段。明るくすることが目的ではない
ライティング技術の本質:光と物体との相互作用を特定すること。目的とする特徴点を認識するために、どのような光の変化を検出すればよいかということ
光の変化とは(電磁波) * 波長(振動数) * 伝搬方向(伝搬方向) * 偏波面(振動方向) * 強度(振幅)

2020年にやりたいこと

去年の4月から社会人になってあっという間に年を越してしまった。
大学院で研究していたころは平日と休日の境目が曖昧で、常にふわふわ勉強しながら生活をしていたが、 社会人になるとオンとオフのメリハリがはっきりしてきて、 学生の頃の反動か休日にかなりたくさん遊んでしまうようになってしまった。
このままだとダメ人間一直線になってしまいそうなので、ここに本年やりたいことを宣言しておきたい。

  • 生活面
    • 支出管理を行う
    • 定期的に運動する
    • 睡眠を十分にとる
  • 仕事面
    • 計画を立てたうえで行動する
    • 仮説をもつ
    • 全体を最適化するにはどうするか考える
  • 勉強面
    • 最低月10冊の本を読んでブログに投稿する
    • 平日は1時間、休日は6時間は机に向かう
    • 勉強結果をブログにアウトプットする

生活面

1. 支出管理を行う

最近クレジットカードで決済することが多くなり、お金の出入りが全く管理できなくなってしまっている。生活には困っていないが、このままだと一向にお金もたまらないので家計簿くらいはつけたほうがよさそう。

2. 定期的に運動を行う

研究室時代は割とみんなで懸垂をしたり卓球をしたりと運動する機会も多かったが、社会人になってからは仕事が遅いこともありめっきり運動をしなくなってしまった。週に1,2回はジムにいきたいところ。平日に一回、休日に一回か。

3. 睡眠を十分とる

体調を崩すときは大体睡眠が足りていないときだということが分かってきた。年末もインフルにかかってしまったがその直前も睡眠時間が少なくなっていたし。6時間では足りてない印象がある。7時間は最低でも眠りたい。10:30~5:30くらいか。

仕事面

1. 計画を立てたうえで行動する

工数の見積もりが甘いことが多く、計画が破綻しがち。事前に考えが足りていないため予想外のこともおおい。十分なマージンを確保しつつ、課題を深堀する練習を続ける。

2. 仮説を持つ

自分は割と根拠を積み上げてしまうタイプなので漏れは少ないが遅い。仮説をもって進めることでスピードを速めつつ説得力を高められるようにする。

3. 全体を最適化するにはどうするか考える

個人が早くなっても全体が早くならなければ成果にはならない。ボトルネックになりそうな部分はどこかを考える。全体を見るためにはほかの人の仕事内容もある程度知っておく必要もある。

勉強面

1. 最低月10冊の本を読んでブログに投稿する

毎月1テーマくらいのペースで行けるとよい。さしあたり興味があるのは経済、株、光学、FPGA、回路、ITあたり。

2. 平日は1時間、休日は6時間は机に向かう

習慣にしないとどんどん堕落しそう

3. 勉強結果をブログにアウトプットする

わかりやすさにこだわりすぎないようにする。

以上を踏まえて一日のスケジュールはこんな感じか

平日

5:30 起床
~5:45 ストレッチ
~6:45 勉強
~7:00 シャワー
~7:15 着替え
7:30 バス
~12:00 仕事
~13:00 ランチ
~20:30 仕事
21:15 帰宅
~21:45 夕食
~22:15 風呂
~22:30 瞑想
22:30 就寝

休日

6:30 起床
~6:45 ストレッチ
~7:15 ウォーキング
~7:30 シャワー
~12:00 勉強
~13:00 ランチ
~15:00 勉強
~18:00 自由時間
~19:00 夕食
~21:00 自由時間
~21:45 風呂
~22:30 瞑想
22:30 就寝

とりあえずこのスケジュールを中心に回してみるか。休日マージン多めだけど、まぁこんなもんでしょう。

第12期マイナビ女子オープン本戦 香川女流三段-伊藤女流二段 感想

12月13日は面白い対局が目白押しでした。 竜王戦第6局が早々と終わってしまったのは非常に残念でしたが,この日はB級1組順位戦やA級順位戦深浦-稲葉など多くの熱戦が繰り広げられていました。 今回それらの熱戦の中から取り上げるのは第12期マイナビ女子オープン本戦 香川女流三段-伊藤女流二段の対局になります。

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図1 香川愛生女流三段 [1]
図2 伊藤沙恵女流二段 [1]

香川女流三段は終盤がとても強く,可愛らしい見た目とは裏腹に相手を力尽くでねじ伏せるのが得意なタイプです。伊藤女流二段は独特の将棋感性が非常に魅力的で,多少の形の悪さもものともせず金銀をもりもり前に出していく見ていて楽しい将棋を指します。
二人とも女流の中でトップクラスの棋力の持ち主で熱戦が期待できそうです。香川女流三段は最近は振り飛車を多用し,伊藤女流二段は居飛車を基本としながらも相手が振り飛車党のときは相振り飛車にすることもあるので,戦型選択も注目ポイントです。

本局は先手の香川女流三段が石田流に構え,お互い穴熊に潜り合う相穴熊になりました。

図3 44手目△3二金右
この戦型ではお互い玉が堅いため,上手く駒組みをしないと戦いが始まる前に悪くなってしまいがちです。 本局は後手が1筋の位を確保しているので,玉の堅さは後手の方が少しだけ高そう。 そのため先手としては上手いこと戦いのキッカケを作っていきたい。
ここで香川女流三段は▲6五銀と出ていきました。放っておけば次に▲7四歩と仕掛けますよという手で相手からの動きを誘っています。実戦は▲7四歩は許せないので△6四歩と突きましたが,▲5六銀と引けば次に▲6五歩と駒をぶつけられるようになります。 こういった軽く動いて争点を作りにいく指し方は見習っていきたいところです。

少し進んで第4図。後手が7筋を交換し1歩手持ちにしたのに対して,先手が▲5六歩と指したところです。

図4 55手目5六歩
現状先手の囲いは十分堅いので仕掛けていきたいのですが,素直に▲6五歩と仕掛けるのは△9五歩▲同歩△同香▲9六歩△同香▲同飛△7七角成で先手が悪くなります。▲5六歩は角が9筋にいると反撃が厳しいので次に▲7九角~▲5七角と角の位置を変えていこうという手でしたが,ここで△8六歩と仕掛けてのが機敏な手でした。
▲同飛は△同飛▲同角△8八飛と先着されて駄目,▲同歩は飛車の横効きがなくなるので△9五歩と角を狙われて駄目。そういうわけで▲同角しかありませんが角が質駒になってしまいました。角を動かすと△8七飛成と龍を作られてしまうため先手は神経を使う展開です。相手が動こうとした瞬間に動くという伊藤女流二段の戦上手なところがでた場面だったと思います。

その後相手の圧力から逃れようと香川女流三段が仕掛けていき,伊藤女流二段が対応する形で局面が進んだのが第5図。

図5 81手目4七銀
受けを得意とする伊藤女流二段ですが,本局は積極的に攻める展開。△5五桂や△3五歩など色々な攻めが見えますが,伊藤さんは△4八角成と更に過激に攻めを続けます。▲同金しかありませんが△5六桂打が俗手ながらなかなかの手。▲3八金に△4八金と穴熊らしく絡みつくことができます。
しかしそれで優勢かというとなかなか難しいところで,▲3七銀打と先手も頑強に抵抗してきます。このあたりの金銀の打ち合いは相穴熊らしい展開で非常に見応えがありました。

その後もごちゃごちゃした戦いが続いて先手が後手の3二の金を剥がしたところ。

図6 108手目3二同金
先手玉もかなり追い詰められているように見えますが,飛車の横効きが強いのでまだ詰みはない形。とはいえ黙っていると△4七角などが詰めろになるためのんびりとはしていられません。
どのように勝負していくかという場面でしたが,▲3三桂と打ったのが素晴らしい手でした。△同桂は▲4一飛が王手成桂取り,△同金は▲4二飛が詰めろ成桂取りになるのでいずれにせよ成桂を除去することができます。実戦は仕方なく△同桂と取りましたが,やはり▲4一飛から成桂を抜いて先手玉がかなり安全になりました。

成桂を取ってから香川女流三段は丁寧に受けに回ります。

図7 122手目△5六同桂
伊藤女流二段も必死に攻めを繋ごうとしますが,図7まで進むと若干攻めが細くなってきたような印象です。 ここで▲3四歩など攻めに転じる手もあったと思いますが,後手からも△3八金など絡みついてくる手があり,先手も間違えると一瞬で逆転されてしまいそうです。
そこで攻めるのを我慢して図7で▲3九歩と打ったのが参考にしたい手。穴熊戦ではしばしば見受けられる筋ですが本局でもやはり有効でした。歩を打っただけなのに先手玉がぐっと堅くなった印象です。こういった手がちゃんと指せるようになると勝率が高くなりそうですね。

以下も難しい戦いが続きましたが,137手目に再び▲3三桂と打った手が決め手になり164手までで香川女流三段の勝ちとなりました。

図8 137手目 ▲3三桂
本局を振り返ってみると,まず伊藤女流二段が機敏な仕掛けでリードを奪いましたが,そこから香川女流三段の離されずについていく辛抱強い指し手が印象的です。その後も相穴熊らしく玉の周りに金銀を打ち合う展開が続き非常に熱がこもっていました。
そして後手の攻めが少し弱まったときに香川女流三段が放った▲3三桂が素晴らしい。その後も的確に攻守を切り替える落ち着いた差し回しをみせ,伊藤女流二段の粘りを振り切り勝利しました。
穴熊の手筋がたくさん詰まった熱戦だと思います。

伊藤女流二段は受けの棋風の印象だったのですが,本局は積極的な攻めをみせてくれました。 残念ながら本局は敗れてしまいましたが,本局のような積極的な姿勢がいずれ実を結ぶよう期待しています。 今後も独創的な将棋で私たちを魅了し続けてほしいです。
そして香川女流三段の力強さは相変わらず見ていて気持ちがいいですね。 こういった力強さを見習えるよう今後も注目していきたいです。

お読み頂きありがとうございました。
ではまた。

参考資料

[1] 日本将棋連盟 棋士データベース 現役女流棋士一覧
www.shogi.or.jp

第31期竜王戦 第6局 羽生善治竜王vs広瀬章人八段 1日目感想

今回の竜王戦に勝利すれば通算100期のタイトル獲得となる羽生善治竜王に, 広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦7番勝負。 1,2,5局目は羽生竜王がリードを最後まで守り切り勝利,3,4局目は羽生竜王がリードするも広瀬八段の粘りに屈して敗北し,ここまで3勝2敗となっています。 

第6局は鹿児島県指宿市「指宿白水館」で行なわれます。 白水館は羽生竜王が永世7冠を達成した,羽生竜王としては縁起がいい地。 羽生竜王としてもここで決めきりたいところでしょう。しかし広瀬八段としても久しぶりのタイトル獲得を目指して死力を尽くしてくるに違いありません。

さて,本局は広瀬八段の先手。初手は▲2六歩と居飛車を明言しました。 それに対して羽生竜王も△8四歩と飛車先を突き合い,相掛かりの出だしとなります。 本シリーズ初の相掛かりとなると思いきや,広瀬八段の5手目は▲7六歩。 角換わりを注文します。

図1 5手目▲7六歩
ここで羽生竜王が△3二金と指せば角換わり,△3四歩と指せば横歩取りの進行になります。 最近は横歩取りでは先手の青野流が強力で,後手が横歩取りを避ける傾向にあったため,本局も角換わりに進むと思われましたが…。
図2 6手目△3四歩
羽生竜王の6手目は△3四歩。横歩取りを受けて立ちます。 今回の竜王戦は羽生竜王の序盤の戦型選択が面白く,現在の流行とは少し外れた変化を試みているような気がします。△3四歩と突いたということは青野流への対策がありますよと明言しているに等しく,ここからの羽生竜王の指し手に注目です。

そこから定跡通り横歩取り3三角型に進み,17手目▲5八玉と広瀬八段はやはり青野流を選択します。

図3 17手目▲5八玉
ここでの後手の指し手としては

  • △2二銀から△4二玉と3二の金に紐をつけてじっくり指す。展開によっては銀冠にしたり玉を5二に戻したりを臨機応変に戦う

  • △5二玉と突っ張って指す。3二の金には紐が突いていないので先手に▲4五桂とされたときに角が逃げられないため,先手はそれを狙って激しく動いてくることが多い。後手は先手の攻めに丁寧に対応していかなければならないため,非常に神経を使う

が考えられます。直近の例としては12月5日のB級2組澤田六段-永瀬七段戦があり,永瀬七段は△5二玉を選択しました。 その将棋では先手が両桂馬を跳ね出し先手が十分に見えましたが,永瀬七段が持ち前の受けの強さで丁寧に受けきり勝利しています。 その将棋を下敷きにして,本局では羽生竜王横歩取りに誘導したのかもしれません。

局面は進んで28手目,羽生竜王は△8六歩と垂らします。これは先述の澤田永瀬戦と同様の進行で,次に△8七歩成▲同金△8九飛と金銀両取りを狙っています。

図4 28手目△8六歩
▲8八銀や▲8八歩などで受ける手もありますが,流石に利かされでしょう。 澤田永瀬戦では一旦▲2二歩△同銀をいれて銀を2筋に移動させた後で▲6五桂と跳ねて玉頭を狙っていきましたが,本譜は単に▲6五桂と跳ねだしていきました。 澤田永瀬戦との違いはどこで現れてくるでしょうか。

▲2二歩△同銀の交換が入っていないだけで,その後は澤田永瀬戦と同様の手順で進んで35手目▲7七金。

図5 35手目▲7七金
角道が止まっているのは先手としても不満ですが,後手の飛車は取れそうですし6五桂も力を発揮しそうです。澤田永瀬戦では△6四歩と強く桂馬を取りにいきましたが,本譜で突くとどうでしょうか。

以下▲5三桂成△同玉▲8三飛△4二玉▲4五桂くらいが普通の進行に思います。この4五桂が次に▲5三飛(桂)成と▲8一飛成~▲5四桂の両方を狙っていてとても味がいい。以下△4四角▲8一飛成の進行は後手がまずそうです。

ということで本譜は△5四角と角を打って桂馬を取りにいきます。この手は直接的な狙いは桂取りですが,進行によっては3六の地点に飛び出して玉のコビンを狙ったり,6五の桂が動いたときに8七の地点に利いていたりなど複数の狙いをもった難しい手です。 この局面は手が広く控え室では▲8五飛,▲5三桂成~▲5六飛,▲5五飛など先手も飛車を投入して切り返しにいく手が検討されていたようです。

本譜は広瀬八段が▲5五飛を選択し,以下△6二銀▲4五桂△4二銀と中央に戦力を集中させました。ここまで桂馬が跳ね出せれば気分としては最高かなぁという感じです。後手としてはちょっと間違えると一気に悪くなりそうで嫌な気分ですよね。

その後5三の地点で精算して,手にした銀で45手目78銀打と飛車を確保しにいきました。流石に飛車をタダで上げるわけにはいかないので角と差し違えて次図。

図6 47手目▲8八同銀
この局面では△7三桂が第一感で遊び駒を使って▲8五飛を防ぎつつ,△6五桂を使って味がいいと思いました。羽生竜王も当然その手順も深く読まれたことと思われますが,本譜は△3七角と飛車を狙いつつ遠く8二の地点に利かせました。
図7 48手目△3七角
この局面で1日目が終了し,広瀬八段が30分考えて封じ手を行ないました。 この局面は普通の手だけでも▲8二飛や▲2五飛,▲8五飛,ちょっとひねると▲6六金や▲5四飛~▲2四飛など非常に手が広いと思います。

この局面では▲8五飛とすれば飛車成が防げないのでまずはそこから考えてみたい。以下△7三桂▲8二飛成△6二銀▲2四飛△6四角成▲2一飛成△3一金▲1一龍△6五桂が一例としてあげられます。先手は龍を二枚作った上に香得で普通に考えれば先手がよさそうですが,後手も最後の△6五桂が龍取りと7七の金取り,5七の地点を狙うなど複数の狙いを持っていて味がいい。かなりいい勝負と思います。

自分が指すなら▲8五飛ですが,前局での封じ手で広瀬さんはちょっとひねった手を封じてきたので,封じ手は▲5四飛を予想します。 以下△同銀▲2四飛と打って桂銀両取りがかかります。もし後手に2歩あれば△2三歩~△5三歩と謝っても戦えると思いますが,後手は1歩しか持ってないので受けは難しそうです。 仕方ないので後手も攻め合ってくると思いますが,個人的には先手に分がある戦いと思います。

なんにせよまだ大きな差はついていないと思うので明日も激闘が期待できそうです。 明日も朝からドキドキが止まらないような気がします。

ではまた。

はじめに

初めまして,やざごりと申します。

このブログでは自分の趣味に関することを自分に対するメモも兼ねて書いていきたいと思っています。

とりあえず書こうと思っていることは以下のことです。

・制御工学関係

・将棋

更新頻度は未定ですが,ほどほどにやっていくつもりです。